案内役 高階さんと自転車で走る「由布院」旅

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案内役 高階さんと自転車で走る「由布院」旅

由布院エリアの紹介

 

全国屈指の観光地の「日常」に触れるサイクリング

 

連日、国内外から訪れる多くの観光客でにぎわう由布院には、グルメや温泉などワクワクする魅力がいっぱい。しかし一歩違う通りに足を踏み入れると、そこには静かな日常があります。まちのどこにいてもその存在の大きさを感じる由布岳、四季ごとに表情を変える山々、のどかな田園風景―。盆地ならではの自然に抱かれているような感覚に、心も落ち着きます。

 

案内役(現地ガイド)とルートの紹介

 

ガイド紹介(高階倫史さん)

ガイドの高階倫史さん。ヘルメットや自転車、愛車まで、イメージカラーの黄色で統一する徹底ぶり。

 

人力車の車夫として、季節ごとに浅草、京都、小樽、由布院といった全国の観光地を巡る中、由布院の人のあたたかさに魅了されて移住。サイクリングツアーガイドツアーなどを提供する専属コンシェルジュ会社『株式会社旅くらす』を立ち上げ、「自分が本当におすすめしたいと思えるスポット」を中心に、さまざまな角度から地元の魅力を発信中。

 

今回のルートについて

今回のルート:まんぞくコース/所要時間:約3時間30分
観光客でにぎわう屈指の観光名所から、のんびり楽しめる静かなスポットまで、さまざまな表情の由布院を満喫できるコース。歩きではちょっと難しい距離でも、自転車なら足をのばせます。ライド時間と歩く時間の割合を同じくらいにしているので、無理なくゆったり巡れるのもポイント。現地の人たちが気さくに話しかけてくれるので、人との交流もぜひ楽しんでください。

 

立寄スポット

 

株式会社旅くらす 〜心に残る、オーダーメイドの由布院旅をご提案〜

『榎屋旅館』内にある拠点。レンタサイクルもここで貸し出しをしています。

 

電話:080-1753-6416
住所:大分県由布市湯布院町川上1086-2(榎屋旅館内)
URL:https://tabiclass.jp/
Instagram:@tabi_to_sake_to

 

「暮らすように旅をして 旅をするように暮らす。」をコンセプトに、有名スポットから穴場まで、ご要望に合わせたオーダーメイドのツアーを提供しています。グルメを満喫したい、穴場スポットを巡りたい、温泉を堪能したいなど、どんなご要望でもおまかせください。

 

サイクリングツアーでは、レンタルバイク(マウンテンバイク)でまちを巡りながら、雄大な自然や歴史にも触れる、ゆるりとした時間を過ごせます。ガイドの私・高階は、千葉からの移住者でもあるので、県外者の視点と地元在住者の両方の視点から、私自身も本当に楽しいと思えるルートをご提案。近年はインバウンドのお客様が多いですが、日本人のみなさんにこそ体感してほしい「古き良き日本の原風景」が広がる由布院。自転車で巡れば、たくさんの発見がありますよ。

 

金鱗湖 〜全国的にも珍しい!?温泉が流れ込む湖〜

金鱗湖の湖畔にある小さな神社『天祖神社』から撮影した幻想的な一枚。

 

住所:由布市湯布院町川1561-1

 

由布院を代表する名所として知られ、連日たくさんの観光客が訪れる『金鱗湖』。湧水に温泉が流れ込んでいる珍しい湖で、水温は年間を通して約20度に保たれています。秋から冬にかけての朝には、気温と湖の温度差で朝霧が立ち込める神秘的な風景を見ることができるので、ぜひ早起きして出かけてみてください

 

注目は、湖の中に建つ鳥居です。これは、明治時代に行われた神仏分離政策によって『佛山寺』から移されたもので、湖面に浮かぶように佇む姿がとてもきれいです。その鳥居の近くへ行くために山側へぐるりとまわると、龍神伝説が残る『天祖神社』があります。地元の人いわく、神社があるこちら側が金鱗湖の正面という説も。社殿の裏側にまわり、湖に浮かぶ鳥居のそばまで行けるので、ぜひ幻想的な一枚を撮影しましょう。

 

秋には、金鱗湖のまわりが赤や黄色の紅葉で彩られます。

 

佛山寺(ぶっさんじ) 〜山岳信仰の場として、地域に根ざした寺院〜

周囲の景色に溶け込みながらも、圧倒的な存在感を放つ茅葺屋根の山門。

 

電話:0977-84-2714
住所:由布市湯布院町川上1879
営業時間:8:00~17:00

 

石垣が続く細い道を走っていると見えてくる『佛山寺』は、約1000年前に由布岳の山腹で創建された古寺。約600年前に起きた慶長の大地震によってご本尊が転落してしまったことから、現在の地に移されたそうです。

 

しっとりとした雰囲気が、大人の旅にふさわしい場所です。

 

まず見てほしいのが、由布院最古の木造建築である山門。特に茅葺き屋根は、里山の静けさを象徴するような美しさで、300年以上にわたって壊れることなく凛とした姿で佇んでいます。

 

長い歴史を刻みながら地域の人に親しまれてきた寺院。前の通りは、辻馬車の通り道です。

 

境内には樹齢300年以上のイチョウの木があり、雄の木と雌の木が寄り添うように伸びていることから、夫婦円満や子宝、安産にご利益があるとされています。秋はこのイチョウの葉が、境内一面を美しく彩ります。また、戦時中に改修された釣鐘は、今も毎日夕方に鳴らされているほか、除夜の鐘としても地域の人たちに親しまれています。

 

足元にひろがるイチョウの葉が、まるで黄色いじゅうたんのようです。

 

宇奈岐日女神社(うなぎひめじんじゃ) 〜水神と巨杉が護る太古の社〜

清々しい空気と厳かな雰囲気に包まれる空間。拝殿はお堀に囲まれています。

 

電話:0977-84-3200
住所:大分県由布市湯布院町川上2200

 

農業の神様や水神様として信仰されている『宇奈岐日女神社』には、国常立尊(くにのとこたちのみこと)をはじめとする六柱が御祭神として祀られています。神社に使えていた身分の高い女性がつけていた勾玉などの首飾りを方言で「うなぐ」と呼び、これが転じてうなぎとなった説や、鰻を沢沼の精霊として祀ったことが由来になったという説もあります。

 

境内はかつて多くのご神木が茂っていましたが、1991年に起きた台風19号の影響を受けて、144本もの大杉が倒木してしまいました。その中でも切り株が大きいものを残して、御年社に祀られています。中には樹齢600年を超えるとされる大杉もあり、周囲径はなんと9メートル。大人8人が両手を広げてようやくつながる大きさです。実際に触れてみて、パワーをいただきましょう。

 

御年社に祀られているご神木の切り株には触れることができます。

 

入口で迎えてくれる、笑っているように見える狛犬。

 

鳥居をくぐって本殿へ向かう石畳のどこかにある「隠れハート」を見つけてください。

 

大杵社(おおごしゃ) 〜凛とした空気に背筋が伸びる、隠れパワースポット〜

凛とした空気に背筋が伸びる、隠れパワースポット

 

住所:大分県由布市湯布院町川南746-19

 

颯爽と自転車を走らせて、中心部から南の方へ。一見、見落としてしまいそうな入口があり、その先に細くて急な坂道が続いています。自転車を停めて歩みを進めると、うっそうと茂る木々が影を落とし、荘厳な雰囲気を醸す社殿が現れます。

 

杉、竹、松など、種類の異なる木々が茂っているのも珍しい光景です。

 

ひときわ存在感を放つご神木の大杉は、国の天然記念物に指定されていて、樹齢は1000年以上。後ろに回ってみると大きな空洞があり、中が真っ黒。これは不審火によって燃えた跡とされ、なんと3年間も燃え続けたのだそうです。内部がいぶされたことで結果的に防虫効果などにつながり、1000年もの歴史をつないできたのではないかといわれています。今は自然保護の観点から直接触れることはできませんが、圧倒的な姿からパワーをもらいましょう。

 

高さ38メートルのご神木。空洞の中は3畳分くらいの広さがあります。

 

山崎跨線橋(やまさきこせんきょう) 〜由布院を象徴する一枚が撮影できるフォトスポット〜

由布岳の麓にひろがる湯布院町。のどかな田園風景に伸びる線路が美しく、盆地であることが一目でわかる場所でもあります。

 

住所:大分県由布市湯布院町川南

 

南由布駅の近くにある『山崎跨線橋』の上からは、これぞ由布院!といえる風景が見られます。注目すべきは、橋の下を走る久大本線。この路線は当初、日田からまっすぐ大分へとつなぐ計画でしたが、交通の便が非常に悪かった由布院盆地を経由する線路にしたいと、九重町の麻生観八さんと、湯布院町の衛藤一六さんという二人の実業家が尽力し、現在の路線が完成しました。線路を見ると確かに湯平方面からわざわざ盆地内を経由し、カーブして日田市方面へと伸びています。衛藤一六さんは、現湯布院町に所有していた土地を国鉄に無償で譲渡したそうで、このことからこのカーブを、「一六曲がり」と呼びます。路線の開通は、観光地由布院の礎を築くきっかけにもなりました。

 

由布市内に点在するフォトスポットのひとつ。最高の一枚を撮影しましょう。

 

この路線は、「ゆふいんの森号」、「或る列車」、「ななつ星」、二人の功績者から名をとった「かんぱち・いちろく」といった観光列車も走ります。

 

城橋(じょうばし) 〜にぎやかな観光通りで出合う、美しい風景〜

橋の上で辻馬車と出合えました。この光景も由布院の風物詩です。

 

住所:大分県由布市湯布院町川上

 

由布院駅の近くにある『城橋』は、金鱗湖から流れてくるゆるやかな川にかかる橋。目の前にそびえる由布岳の中腹に立ち込める湯けむりも見え、温泉地らしさがつまった場所です。春には川沿いの散策路に桜が咲き、川、山、桜と、日本の原風景ともいえる美しい風景が広がります。肘をつき、ラクな姿勢で景色を眺められるようにと、橋の手すりにくぼみが。こういうちょっとした工夫にも、観光地ならではのおもてなしの心が込められています。

 

 

橋から見える三角州は、毎年8月15日に行われる「蝗攘祭(こうじょうさい)」のクライマックスを飾る場所。五穀豊穣を願う伝統の祭りで、のぼりや松明を持った行列が町中を練り歩きながら町中に飾られた藁人形(実盛どん)を回収してまわり、最後に櫓(やぐら)で大松明として燃やされます。

 

ガイドツアーを終えて

にぎやかな由布院と、静かな由布院、それぞれの魅力を発見できるコースでした。日頃から情報発信に尽力している高階さんの人柄もあり、地元の人がたくさん声をかけてくれたのも印象的。心あたたまるふれあい旅は、「また来たい」と思える思い出になりました。

 

ガイドの高階さんからメッセージ

観光で訪れたのに、いつのまにか地域の一員になれたような気分になれるツアーをご提案します。自然や文化に触れながら、ローカルでアットホームな「密度の高い由布院体験」を楽しんでみませんか?

 

お問い合わせ先

HP  https://tabiclass.jp
Instagram @tabi_to_sake_to

 

Instagramからも情報発信中!

由布院ツアーの様子は、Instagramの ショート動画 でも発信中。
臨場感溢れるツアーの様子をぜひInstagramからチェックしてみてください!