案内役 文さんと自転車で走る「別府」旅

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案内役 文さんと自転車で走る「別府」旅

別府エリアの紹介

 

湯けむりのまちを駆け抜ける、別府サイクルルート

 

海と山が近く、サイクリングでその魅力をまるごと体感できるまち。別府湾沿いの道を走ればきらめく海の美しさと潮風の心地よさを感じ、湯けむりたなびく温泉街では、路地裏のローカル感に地元の暮らしを感じられます。ちょっと疲れたら、まちに点在する温泉や足湯を楽しめる、サイクリングにぴったりのエリアです。

 

案内役(現地ガイド)とルートの紹介

 

ガイド紹介:文 武齊(ムーン ムジェ)さん

韓国出身。28歳で来日し、就職をきっかけに別府の人や自然に魅了され、日韓の架け橋になる活動をしたいと起業を決意。

 

旅やスポーツを通じて、人と人、人と地域をつなぐことをテーマに「株式会社Moon bridgede」を設立。その一環としてサイクリングガイドとして活動しながら、訪れる人に別府の新しい楽しみ方を提案しています。

 

今回のルートについて

今回のルート:3~4時間時※食事時間を含む

別府湾沿いをライドして心地よい海風を感じた後に、別府八湯のひとつ「鉄輪エリア」をメインに楽しむコース。温泉街は坂道も多いですが、電動自転車で走れるので快適です。地獄蒸し料理や足湯など、温泉地別府らしい体験も満載。地元の人が大切に守り続けている古き良き温泉文化と、活気ある観光地ならではの新しい魅力が共存するエリアで、サイクリングだからこそ気づける発見もあるはずです。

 

立寄りスポット

 

WANDER COMPASS BEPPU(別府観光案内所) 〜別府を愛するスタッフによる、別府愛あふれる観光案内〜

別府駅東口のほど近く。県外・海外からの観光客にとっての「旅の玄関口」です。

 

電話番号:0977-75-8716
住所:大分県別府市駅前町11-17 えきマチ1丁目 BIS南館内
営業時間:8:45~18:00
定休日:なし
Instagram:@wander_compass_beppu

 

観光案内所『WANDER COMPASS BEPPU』が、サイクリングツアーの出発地点。レンタサイクルでは電動自転車を利用できます。

 

親切、丁寧な案内が評判の観光案内所です。

 

主に別府の観光情報を発信しているところですが、「交流型観光案内所」をうたっているように、とにかくスタッフの別府愛が強いんです!より良い別府旅を楽しんでもらえるようにと、お客様要望にしっかり寄り添いながら、地元民ならではの情報を教えてくれますよ。

次から次へと観光客が訪れるにぎやかな店内で、ちょっと気になるサスティナブルニューアイドル「湯ZAME」を発見。これは別府市内のホテルや旅館から回収した使用済みリネンから生まれたマスコットで、アップサイクルによって生み出された商品の売上は、別府の観光促進に還元されるそうです。

 

なんともいえないゆるい表情に癒やされますね。

 

餅ヶ浜海浜公園 〜自転車をおしながら楽しむ、海沿いの爽快散歩〜

どこまでも続く海と空が迎えてくれる開放のロケーションをひとりじめ!

 

住所:大分県別府市若草町

 

別府市若草町にある『餅ヶ浜海浜公園』は、約700メートルの散歩道と白い砂浜が続く、海辺の憩いスポット。芝生の緑と青い海が広がる開放的な景観がキレイで、朝日や夕日を眺めながら散歩する地元の人の姿も多く見かけます。長く続く砂浜は、かつて海水浴場だった名残で、晴れた日には四国の山々まで望めるほどの眺望の良さも魅力です。

 

海の向こうに見える大分市の工場地帯。夜は遠景の工場夜景が楽しめます。

 

別府湾から吹く潮風を感じられる道がまっすぐに続いていて、海と空のグラデーションが広がる美しい光景が見られます。この道は自転車での走行ができませんが、自転車を押しながらのんびり歩くだけで気持ちいいです。ツアーでは、海に向かって大声で叫んでもらいます。目標や夢、大切な人への愛の告白も!?ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、やってみるとスッキリしますよ。

 

上人ヶ浜公園 〜海を望む足湯で至福の休息タイム〜

餅ヶ浜公園から上人ヶ浜公園へ。晴れた日は、海の先に国東半島が見えます。

 

住所:別府市上人ヶ浜町504-1

 

餅ヶ浜海浜公園から海沿いの遊歩道を日出町方面へ歩いて、『上人ヶ浜公園』へ。ここは、別府で唯一自然海岸が残る海浜公園です。

このエリアには昔、砂浜に湧き出す温泉を活用した天然の砂湯が点在していました。湯治客にも親しまれていた別府の名物スポットでしたが、道路の拡張などを理由に姿を消しました。その後、別府海浜砂湯として復活したのち、再整備によって2025年夏に公園、温泉、食、宿泊が一体となった『SHONIN PARK』が誕生。新しい観光拠点として多くの人で賑わうエリアへと生まれ変わりました。

 

泉質は単純温泉。贅沢な源泉かけ流しの足湯です。

 

敷地内には、誰でも無料で利用できる足湯が併設されていて、おだやかな海を眺めながら気軽で贅沢な温泉気分を味わえます。サイクリングの疲れを癒しつつ、別府の温泉文化を体感できます。

 

鉄輪むし湯 足蒸し 〜湯治文化が残る地で、新感覚の温泉体験〜

お湯につかるよりも短時間で芯から温まるような気がします。

 

電話番号:0977-67-3880
住所:大分県別府市鉄輪上1組
営業時間:7:30~19:30(最終受付19:00)

 

鉄輪温泉の中心、「熱の湯通り」と「筋湯通り」という温泉地らしい名前の通りが交わる場所にある『鉄輪むし湯』。鎌倉時代に一遍上人がひらいたとされる蒸し風呂で、今もなお湯治の文化が息づくスポットです。

 

入口に併設されている「足蒸し」は、温泉の噴気を利用した蒸気浴を楽しめるもので、木箱の中に足を入れると、もくもくと立ちのぼる温泉の蒸気がじんわりと足元を温めてくれます。観光客にも、地域の人にも愛される小さな憩いの場になっていて、たまたま隣に座った知らない人とも、自然と会話が弾みます。

 

膝から下を入れて木箱で蓋をすると、蒸気のぬくもりがじわじわと伝わってきます。

 

すぐそばには、一遍上人を模した「湯かけ上人様」の像があります。肩や首など、自分の身体の悪い部分や直したい箇所と同じ場所にお湯をかけて治癒を祈願する習わしがあり、たくさんの観光客がお湯をかけている姿も鉄輪らしい光景のひとつです。

 

鉄輪温泉を一大温泉地として発展させることに尽力した一遍上人に願いを込めて。

 

竹製温泉冷却装置 湯雨竹 〜温泉成分をそのままいかす、先人の知恵〜

この装置を通すことで、高温の源泉が40度程度の適温にまで下がります。

 

住所:大分県別府市風呂本171

 

車が通れないほど細いローカルな道を進んでいると、どこからともなく水が勢いよく流れるような音が。そのままペダルをこいで行くと、目の前に現れたのは何やら不思議な装置。これは「竹製温泉冷却装置」という鉄輪の温泉文化を象徴するものです。

 

鉄輪温泉全体の源泉は平均約80度と非常に高いため、そのままでは入浴できません。そのため、竹の筒や枝を伝わせながら空気に触れさせることでほどよい温度へと下げるための方法として、この装置が開発されたそうです。加水の必要がないので、温泉成分はそのまま。燃料や電力を使わず、竹だけで温度調整を行うエコな仕組みとしても注目されています。

 

装置のそばまで近づいて、温泉の蒸気や香りを感じられます。

 

先人の知恵と技術が詰まった仕組みに触れてから温泉に入れば、ひとあじ違う入浴体験ができそうですね。

 

キラキラ輝く温泉のしぶきと、立ちのぼる湯けむりは、足をとめて写真に収めたくなります。

 

かんなわ六画ストア 〜旬の地元産野菜が揃う、まちの八百屋さん〜

連日多くの観光客が行き交う鉄輪温泉のメインストリートにあります。

 

電話番号:080-6318-0173
住所:大分県別府市風呂本5組
営業時間:11:00~18:00
定休日:水曜
Instagram:@kannawa.rokkakustore

 

「いでゆ坂」を歩いていると、湯けむりの中にひときわおしゃれな店構えの八百屋さん『六画ストア』が現れます。鉄輪のレトロな街並みに溶け込み、思わず足を止めたくなる温かい雰囲気が魅力です。

 

店頭に並ぶのは、店主が自ら市場や農家へ足を運んで仕入れた旬の野菜で、中には初めて見る珍しい野菜も。ここでは、温泉の蒸気で食材を蒸す別府名物の「地獄蒸し」にする食材を調達します。「地獄蒸し野菜セット」なら、人数や好みに合わせておすすめの野菜をチョイスしてくれて、調理がしやすいサイズや形にカットもしてもらえます。

 

選んでもらった「地獄蒸し野菜セット」をゲット!

 

好きな野菜をひとつずつ自分で選ぶこともできます。

 

旬の野菜を使ったスープやサラダ、フレッシュジュースの他、季節のお惣菜も販売。カフェスぺ―スで味わうことができるので、散策の合間にほっと一息つける場所としても人気です。

 

大黒屋 〜鉄輪名物「地獄蒸し」料理を体験〜

釜の蓋を開けると、温泉の力強い蒸気が立ちのぼります。

 

電話番号:0977-66-2301
住所:大分県別府市鉄輪上3
営業時間:11:00~15:00(地獄蒸し釜 利用可能時間)※要予約
定休日:不定
URL:https://kannawaonsen.com/trip/842/

 

1945年創業の歴史ある湯治宿。懐かしさを感じる和室と、貸切で利用できる源泉かけ流しの岩風呂が魅力で、湯治文化が今も息づく落ち着いた空間が広がります。

 

ここでは、宿の外にある「地獄釜」を使って地獄蒸しの体験ができます。『かんなわ六画ストア』で購入した野菜をざるに並べて釜の中へ。食材ごとに蒸し上がり時間が異なるので、タイマーをセットしてしばし待ち時間。このひとときも、にぎやかな観光地とは一線を画す落ち着いた空気に心が癒されます。

 

蒸気はかなり高温なので、やけどに注意してくださいね!

 

いよいよ完成!フタを開けた瞬間に広がる蒸気と、鮮やかさを増した野菜がお目見え。甘さが際立ち、そのまま食べても十分に食材の旨味を感じられます。卓上のいろいろな調味料をつけて味わえば、また違ったおいしさを楽しめます。リンゴやバナナなどもおいしくなるそうなので、次はぜひ挑戦してみたいです。

 

野菜は甘さが増してしっとり食べやすく、卵は黄身がねっとりしてコクが増したように感じます。

 

冨士屋 一也百(はなやもも)ホール&ギャラリー内 Coffee & Tea Salon hanayamomo 〜ノスタルジーで上質な「時間」を堪能する場所〜

別府に唯一現存する明治期の旅館建築。主屋、石垣などが登録有形文化財に登録されています

 

電話番号:0977-66-3251
住所:大分県別府市鉄輪上1組
営業日:10:00~17:00(OS16:30)
定休日:月・火曜
URL:https://www.fujiya-momo.jp/

 

明治32年に建てられた旅館建築を再生した、鉄輪でも特別な存在の文化スポット。訪れるだけで時の流れがゆっくりとほどけていくような時間を過ごせます。

 

木の香りや梁の美しさ、庭に広がる緑が、喧騒から離れた静かな時間へといざなってくれます。

 

館内へ足を踏み入れると、百年以上前の木材が醸し出すやわらかな香りと、磨き込まれた床の温もりが迎えてくれて、まるで時間がゆっくりと巻き戻るような感覚に包まれます。当時の面影がそのまま残る空間は現在、カフェスペースとして活用されていて、九州や大分の素材を使ったスイーツやドリンクを味わえます。

 

やわらかな光が差し込む窓辺の席でいただいた「ザッハートルテ」は、食べすすめても飽きのこない大人の甘さで、サイクリングの休憩にもぴったりです。

 

ケーキの甘さとコーヒーのコク深い味わいがよく合います。

 

ギャラリースペースには、器や竹細工など暮らしを彩る別府ならではのセレクトアイテムが並んでいます。センスあふれる逸品に出合えそうですね。

 

湯けむり展望台 〜湯けむり舞う鉄輪の絶景展望スポット〜

 

住所:大分県別府市鉄輪東8組

 

別府らしさがつまった風景を一望できる『湯けむり展望台』。眼下には鉄輪の温泉街が広がり、無数の源泉から立ちのぼる湯けむりがゆらゆらと漂う様子に、まちをやさしく見守る鶴見岳や扇山の雄大な姿も重なって、四季や時間帯によって表情を変える絶景が楽しめます。展望台と呼ばれる場所の多くは、高いところから風景を見下ろしますが、この展望台はまちの中腹に位置しているので、下から上へと広がる風景を見られることが他にはない特長だと思います。

 

湯けむり景観は、NHKの「21世紀に残したい日本の風景」で全国2位に選ばれたほどの美しさ。また、「日本夜景遺産」にも認定されているように、夕暮れから夜にかけての時間帯もおすすめです。

 

海、山、温泉と、自然の恵みに抱かれた別府の絶景をひとり占めできます。

 

観光客も多い人気のスポット。湯けむりの量が多い冬の朝や、空気が澄んだ夕暮れ時は特に美しい景色に出合えますよ。

 

 

ガイドツアーを終えて

自然、温泉、食を通じて「別府らしさ」を凝縮した濃厚なツアーでした。まちのあちらこちらで立ちのぼる湯けむりだけでなく、人の温かさにも触れる旅。別府の道は狭いところも多いので、自転車で巡るほうがよりローカルなスポットにも行けると実感しました。

 

ガイドの文さんからメッセージ

温泉や食が注目されがちな別府市ですが、他にも紹介したい魅力やスポットがたくさんあります。地元民だからこそ案内できる場所や、地元の人と触れ合う体験の旅など、別府の魅力を再発見できるコースをご提案します。

 

お問い合わせ先

株式会社Moon bridgede
HP:https://moon-bridge.com/
Instagram:@mjmoon115

 

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別府ツアーの様子は、Instagramの ショート動画 でも発信中。
臨場感溢れるツアーの様子をぜひInstagramからチェックしてみてください!