壮大な自然を駆け抜ける感動 – 橋本さんと巡る阿蘇くじゅうサイクリング

壮大な自然を駆け抜ける感動 – 橋本さんと巡る阿蘇くじゅうサイクリング

はじめに

 

阿蘇くじゅう国立公園を拠点に、スポーツサイクルから観光サイクリングまで幅広いアクティビティを提案するサイクリングガイドの橋本さん。その活動は、壮大な自然を舞台にしたガイドツアーや、初心者からベテランまで対応するきめ細やかなサービスで、多くのサイクリストに支持されています。

 

今回は、そんな橋本さんにインタビューを行い、自転車に出会ったきっかけやガイドとしての思い、そして阿蘇くじゅう国立公園の魅力についてお話を伺いました。

 

ぜひ最後までご一読ください!

 

 

自転車に乗るようになったきっかけ、のめりこんだきっかけとは?

 

橋本さんが自転車に出会ったのは、19歳の夏。知人が所有していた70–80年代の古いバイクを借りて、学生寮から80km先の祖父の家まで山道を自分の足で漕いでみたいという挑戦がきっかけでした。標高約800mの祖父の家にたどり着いたとき、ヒグラシの鳴き声を聞きながら汗だくで駆け抜けた達成感が、その後の人生を大きく変える原体験となりました。

 

20歳の時には、親戚からのお祝い金で新しいバイクを購入。冬の寒さに対応する装備も揃え、自転車への情熱をさらに深めました。その後、自転車はストレス解消や学業へのモチベーション維持の手段となり、橋本さんの人生に欠かせない存在となっていきました。

 

 

自転車に乗ることで、どんな喜びがありますか?

 

自転車の魅力は、自分の好きなタイミングで始められること。個人スポーツだからこそ、自分のペースで楽しむことができます。また、同じレベルの仲間と出会い、イベントやツアーを通じて生まれる人とのつながりも大きな財産です。私自身も阿蘇くじゅう国立公園でのガイドを通じて、国内外の多くの方々と出会い、仕事を通じた広がりを作ってくれた自転車に感謝しています。

 

また阿蘇くじゅう国立公園の魅力は、その多様な地形と自然環境。車の通らない峠や迫力ある山々など、サイクリストに必要なすべての条件が揃っています。山を登りたい、絶景を楽しみたい、静かな道を走りたい—どんなニーズにも応えることができる場所です。

 

 

ガイドをするときに意識していることや、お客様への提供したい想いはどのようなものなのでしょうか?

 

私がガイドをする上で特に意識しているのは、安全面です。ツアー開始直後の10–15分でお客様のレベルを把握し、そのレベルに応じた体験を提供するように心がけています。プロフェッショナルにはライドに集中できる環境を、中級者には写真や映像に注力できるプランを、初心者には観光地や温泉を楽しめるコースを提案しています。

 

また、幼少期から培った土地の知識や趣味を活かし、地元ならではの情報や観光スポットを紹介することも得意です。阿蘇くじゅう国立公園の豊かな自然と観光資源が、ガイド活動を支える大きな力となっています。

 

 

ツアーに参加するお客様が気軽に楽しめるように工夫されていることはありますか?

 

ASO KUJU CYCLE TOURSの事務所が高地に位置していることを活かし、初心者でも楽しめるよう、スタートからいきなりダウンヒルを体験できるツアーを提供しています。

 

登り坂が苦手なビギナーにとって、下りから始められるのは大きなアドバンテージです。また、車より牛のほうが多いほど静かな環境で、サイクリングに没頭できるのも魅力の一つです。

 

 

橋本さんの視点から「大分でサイクリングをする魅力」は何だと思いますか?

 

私は、大分を「広域の中継地点」として捉えています。四国や九州を結ぶフェリー、国内外からのアクセスを支える飛行機など、大分は日本全体とつながるポテンシャルを秘めています。しまなみ海道と連携したツアー造成の経験から、大分がさまざまな地域をつなぐ重要な拠点であると実感しており、大分を中心に様々な場所でサイクリングを楽しめるというのは大分ならではの魅力だと感じています。

 

 

終わりに

 

橋本さんが提供されている阿蘇くじゅう国立公園でのサイクリングは、壮大な自然と静かな環境で特別な体験を楽しむことができます。

また初心者でも安心して楽しめる設計で、観光地の訪問からスポーツライドまで幅広い選択肢があり、誰でも気軽に参加することが出来るんですね。

ツアー中には地元の特産品や隠れた観光スポットの紹介もあり、自転車だからこそ体感できる新しい体験が待っています。

ぜひ皆さんも橋本さんと一緒に、阿蘇くじゅう国立公園で特別なサイクリング体験を楽しんでみてくださいね!